埼玉新聞

 

新型コロナで内食需要や健康志向高まり 漬物製造のピックルス、利益を上方修正 キムチなど販売好調

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 漬物製造大手のピックルスコーポレーション(埼玉県所沢市)は29日、2021年3月期の連結純利益が前期比39・5%増の18億円、営業利益が33・6%増の25億円になりそうだと発表した。9月に上方修正した時は、それぞれ24・0%増の16億円、22・9%増の23億円だった。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う内食需要や健康志向の高まりで、主力のキムチやオクラなどの製品の販売は好調で、原料の野菜も秋以降の天候が順調で、仕入れ価格が安定。商品企画の見直しなどで効率化が進み、経費の抑制が進んだことなどから、再び上方修正した。売上高は8・7%増の450億円を据え置いた。

 年間配当予想は、4月に予想の1株当たり30円から35円に引き上げた。

 同日発表した20年3~11月期の連結決算は、純利益が前年同期比39・9%増の16億1600万円、売上高は12・1%増の352億1600万円だった。

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