埼玉新聞

 

<新型コロナ>感染200人台に 岩槻の飲食店、川越の施設でクラスター さいたま市立中の女性教諭も感染

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは18日、新型コロナウイルスの感染を新たに201人確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が124人、さいたま市53人、川口市13人、川越市8人、越谷市3人。

 これまでに確認された感染者は1万1290人(チャーター便帰国者含む)、死者は177人(18日午後6時現在)。

 18日午後9時時点の重症者は39人、感染者の入院は644人、ホテル療養241人、自宅療養900人。退院・療養終了は9127人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女110人。深谷市のサービス付き高齢者向け住宅「カーサファースト」では新たに入所者の70代女性が陽性と確認され、同施設での陽性者は計50人となった。吉見町の40~80代の男女8人は県内障害者施設の入所者で、同施設での陽性者は計29人となった。また、県内高齢者施設では職員2人と入所者8人が陽性となり、同施設での陽性者は計11人となった。別の県内高齢者施設では入所者3人が陽性となり、同施設の陽性者は計14人となった。

 県教育局によると、西部地区の県立学校で新たに児童生徒1人の陽性が確認された。川越公共職業安定所の東松山出張所の職員が陽性となった。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~70代の男女53人。同市では1日の発表で過去最多を2日連続で更新した。17人はクラスターが発生した岩槻区の飲食店の従業員で、未就学の女子児童は20代女性従業員の娘。市立中学校の30代女性教諭を含む11人は家庭内感染だった。

 川口市によると、感染が判明したのは10代の小学生女児から80歳までの男女13人。重症者はいない。うち有料老人ホーム「あんしんホーム川口」の職員が1人。同ホームの感染は計35人(入居24人、職員11人)になった。

 川越市によると、感染が判明したのは10~70代の男女8人。市立学童保育室に勤務する放課後児童支援補助員の感染が確認された。また市内の認知症高齢者グループホームで同日までに入所者と職員計6人の陽性が確認され、クラスターが発生したと発表した。重篤者はいない。

 越谷市によると、市内に住む10代と20代の男子学生、60代の団体職員男性の感染が新たに分かった。男子学生2人はそれぞれ家族に陽性者がいて、検査で感染が判明した。

 県警は18日、職員の男女3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

 感染が判明したのは、川口署刑事課の20代男性巡査部長、東松山署地域課の30代男性巡査部長、熊谷署会計課の20代女性主事の3人。いずれも症状は軽いという。

 3人と業務上で接触のあった職員計3人が自宅待機中。これまでに他の濃厚接触者は確認されていないという。各署は消毒済みで業務に支障はないとしている。

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