埼玉新聞

 

<ランチ>無農薬野菜を使ったランチ人気 春日部・came came30、喜ぶ健康志向のリピーター

  • came cameランチ

  • シェフの上野剛さん(左)とオーナーの鈴木美緒さん

 体と自然、農業と地球環境、ランチを通じていろいろなメッセージを伝えたいと、シェフの上野剛さんが新時代のランチを振る舞う。地元農家と連携、自然農法で栽培した新鮮な無農薬野菜をふんだんに使ったランチが人気。コロナ禍でも予約が絶えない。

 健康にこだわり、店名は食べる際に30回以上噛むことをうたった。「came cameランチ」(税込み1500円)は総菜を一つの皿に盛り付けた逸品。味はもちろん栄養バランスに配慮、免疫を高め見た目も華やか。食後は満腹になるが、消化が早い食物繊維が中心で、夕食前には食欲が湧く。健康志向のリピーターが喜ぶランチだ。

 店内で農家の野菜を販売。食を通じて、地産地消や持続可能な社会に向けた上野さんの話が尽きない。「食を通して農業や地球環境について考える、料理を通じて生産者とお客さんを結び付けたい」と意気込む。

 市内で介護サービスや保育園を運営する鈴木美緒さんが開設。「かめかめ―」も保育園を併設、午前中は介護予防に向けた通所型サービスAを展開する。子どもから高齢者まで食を楽しめるコミュニティー拠点となっている。テーブルをパーテーションやクリアカーテンで隔て感染予防にも対応。鈴木さんは「コロナ対策も万全、料理はもちろん心も体も安心できる空間になれば」と話している。

【メモ】came came30 埼玉県春日部市大枝104―53(電話048・812・8312)。ランチ平日は正午~午後5時半、土曜・祝日は午前11時~午後5時半。木・日曜休日。ケータリングも受け付けている。

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