埼玉新聞

 

痛車とコスプレーヤーでにぎわい 久喜で交流イベント 鷲宮巡礼のファンが発起人、久しぶりの息抜きに

  • 痛車とコスプレイヤーを写真に収める参加者たち

 アニメやゲームのキャラクターやロゴなどで車体を装飾した痛車(いたしゃ)やコスプレーヤーが交流するイベント「車(しゃ)ぷれ」が、埼玉県久喜市鷲宮総合支所で開催された。40台の痛車と20人のコスプレーヤーが、小春日和の駐車場をにぎわせた。

 人気アニメ「らき☆すた」の聖地になって以来、鷲宮には多くの痛車が訪れる。商工会でも「萌(も)え」をテーマに開催したイベント「萌フェス」の中で痛車コンテストを行ってきたが、今回の企画は鷲宮を巡礼するファンが発起人。痛車とコスプレに絞ったイベントも町では初の試みだ。

 コロナ禍で痛車イベントの中止が相次ぐ中、今回の催しはファンにとって久しぶりの息抜きになった。鴻巣市の米田光伸さん(35)も「久しぶりに愛車を見てもらえたし、ほかの車を見たり仲間と話せて刺激になった」と満面の笑み。

 イベントを主催した栃木県足利市の吉田領哉さん(28)は「開催か中止か迷ったけど、感染対策した上で町に活気を呼びたいと思った」と話す。「来年のどこかで第2回の開催を目指したい。その時にはらき☆すた神輿とコラボしたり、新しいことができれば」と今後の抱負を語った。

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