埼玉新聞

 

ヤオコー、所沢北原店をリニューアル 総菜と生鮮の売り場を一体化、総菜部門の鉄板焼き料理を充実

  • リニューアルオープンしたヤオコー所沢北原店。来店客の利便性を高めるため総菜と生鮮の売り場を一体化するなど、店内の配置を工夫した=20日午前、所沢市

 食品スーパーのヤオコー(埼玉県川越市)は20日、所沢北原店(所沢市)をリニューアルオープンした。消費者の食事の機会を想定して類似商品の売り場を近接するなど店内配置を工夫した。同市エリアの旗艦店として価格訴求も進めつつ、半径3キロ圏内に住む子育て世帯やシニア層の集客と需要の掘り起こしに努め、改装後の初年度売り上げは45億円を目指す。

 同店は2002年6月開店で複合商業施設「the market Place所沢北原」の一角にある。商圏のシェア向上と競合他社との差別化などを図るために改装した。売り場はこれまであった他業種の店舗が同施設の別の場所に移るなどして空いた場所を活用。面積は2188平方メートルから2664平方メートルに拡大した。

 店内は利用客の食事の機会を想定しつつ店内の回遊性の向上へ、類似カテゴリーを整理して売り場を配置。総菜と生鮮の売り場を一体化し、中央入り口そばに配置。力を入れるワイン売り場近くに乳製品などの商品を陳列した。

 需要喚起と競合店との差別化へ商品の充実にも注力した。精肉でシカ肉やイノシシ肉などジビエの取り扱いを推進。新たに鉄板焼きブランド「SACHI」を立ち上げ、総菜部門の鉄板焼き料理を充実させる。川越市内で展開し利用が広がるするネットスーパー事業も導入予定で、利便性向上を図る。

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