埼玉新聞

 

<新型コロナ>1人死亡、30人感染 朝霞の施設で2人 感染と発表の保育所職員は陰性、保育所再開へ

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは31日、新型コロナウイルス感染に感染した県内在住の70代男性が死亡、新たに30人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が18人、さいたま市7人、川口市2人、川越市1人、越谷市2人。

 これまでに確認された感染者は5856人(チャーター便帰国者含む)、死者は107人(31日午後6時現在)。

 31日午後9時時点の重症者は10人、感染者の入院は247人、ホテル療養96人、自宅療養17人。退院・療養終了は5359人。

 県によると、死亡した男性は基礎疾患があり、容体が悪化した29日、自宅から救急搬送された。搬送先の病院で同日、新型コロナウイルス感染症とは別の死因で死亡し、死亡後に陽性が分かったという。

 県管轄で詳細が判明したのは20~70代の男女14人で4人は詳細を調査中。朝霞市の介護付老人ホーム「SOMPO(そんぽ)ケアラヴィーレ朝霞」では新たに入所者と職員1人ずつ、計2人の感染が分かり、同施設関連の感染は59人となった。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10~50代の男女7人。30代男性会社員と20代女性会社員は夫妻で、女性は感染が判明した父親と24日に会食した。50代男性会社員と50代女性医療職の夫妻を含む5人の感染経路は不明。

 川口市によると、感染が判明したのは10代男子高校生と50代女性の2人。いずれも同居家族が既に感染していた。30日に感染と発表した民間の認可保育所の女性パート職員は2回のPCR検査で陰性だったため発生届が取り下げられ、同保育所は11月2日から再開する。

 越谷市によると、感染が判明したのは60代女性会社員と70代無職男性の2人。男性は肺炎のため中等症という。

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