埼玉新聞

 

コロナで会えなかった…送る枚数、その分多く 年賀はがき、販売開始 さいたまの郵便局、利用者ら列に

  • 開局と同時に年賀はがきを購入する利用者ら=29日午前、さいたま市南区のさいたま中央郵便局

 来年の干支(えと)の丑(うし)などが描かれた年賀はがきの販売が29日、全国一斉に始まった。さいたま市南区別所のさいたま中央郵便局(行田正裕局長)も午前9時の開局に合わせ、利用者らが入口前に列を作り、シャッターが開くと同時に「20枚」「50枚」と口々に年賀はがきを求めた。

 早々と購入を済ませた同市南区の保坂郁子さんは「今年はコロナの影響で両親にも会いに行けなかった。その分、年賀状を送る枚数は例年より多くなると思います」とにっこり。販売開始を見守った行田局長は「遠方の親戚や知人に元気な顔を見せられず、つらい一年だった方も多いはず。思いを伝えるには日本の手紙文化はとても有効。ぜひ、年賀状で元気な言葉を届けてほしい」と期待を込めた。

 お年玉くじの賞品は、1等が現金30万円または電子マネー31万円分。くじ抽選日は来年1月17日。年賀状の引き受けは12月15日から。

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