埼玉新聞

 

JR籠原駅の北口駅前広場3・5倍に 19日に完成式典 籠原夏祭りも配慮 市営駐車場も4月オープン予定

  • 広さ3・5倍のロータリー式広場に生まれ変わった籠原駅北口(熊谷市提供)

 熊谷市が整備を進めてきた同市新堀のJR籠原駅北口駅前広場がぼぼ完成し、19日に記念式典が開かれる。隣接地で行われている籠原中央第一土地区画整理事業により用地を生み出し、敷地面積は従来の3・5倍に当たる約5300平方メートルに拡大。ゆとりあるロータリー式の広場に生まれ変わった。

 南側にバス停やタクシー乗り場、身体障害者用乗降所を備えたバスシェルターを設置。歩道と車道の段差をなくすなどバリアフリー対応にした。暑さ対策として、冷却ミストを駅階段下など3カ所に設置。中央の芝生広場西側は16台止められるタクシープールとした。

 住民からの要望を受け、籠原夏祭りでお仮屋の設置などに利用できるよう、広場の一部には遮熱性舗装が施されている。

 籠原駅はJR高崎線の主要始発駅の一つで、1日の乗降客数は約3万人。送迎に伴う朝夕の混雑を解消し、安全性と利便性を向上させるため、2017年度から駅前広場の整備を進めていた。工事費は約3億円。

 式典は午前10時から。植樹された熊谷桜の披露や時計塔の除幕、テープカットなどが行われる。

 駅前広場は、9月に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、試合会場となる県営熊谷ラグビー場まで観客を輸送するシャトルバス発着所の一つとなる。

 東側の隣接地には、25台止められる市営駐車場も4月にオープンする予定。

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