埼玉新聞

 

<新型コロナ>47人感染 蕨のパブでクラスター 劇団で新たに1人 上尾橘高で生徒、16日まで学年閉鎖

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは14日、新型コロナウイルス感染者を新たに47人確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が30人、さいたま市7人、川口市5人、川越市1人、越谷市4人。

 これまでに確認された感染者は5177人(チャーター便帰国者含む)、死者は102人(14日午後6時現在)。

 14日午後9時時点の重症者は9人、感染者の入院は219人、ホテル療養110人、自宅療養25人。退院・療養終了は4674人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは10~70代の男女22人。県は14日、蕨市のフィリピンパブ「パブ・トロピカル」で関係者7人の感染が判明し、クラスター(感染者集団)と発表した。感染したのは従業員の10~50代外国籍男女6人と客の50代会社員男性。同店では接客時のマスク着用や入店時の検温、消毒などの対策を行っていたが、県は「従業員の控室は密な状況でマスクを外して会話することもあった」としている。店は6日から休業しているという。

 県教育局は、13日に県立上尾橘高校で新たに生徒1人の感染が確認されたと発表した。濃厚接触者は1人で、16日まで学年閉鎖とする。同校では11日に最初の生徒1人の感染が発表されていた。また、県西部の県立学校でも児童生徒1人の感染が判明した。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~60代の男女7人。20代女性と未就学児の女児の親子は既に祖母の感染が判明していた。クラスターが発生した劇団「ミュージカル座」では、10代女性1人の感染が判明し、陽性者は計73人となった。

 川口市によると、感染が判明したのは10~80代の男女5人。うち2人はフィリピン国籍。いずれも容体は安定しているという。

 川越市によると、感染が判明したのは40代の会社員男性。同居家族の感染が既に確認されていた。

 越谷市によると、感染が判明したのは20~50代の男女4人。

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