埼玉新聞

 

執務室は2階以上、災害に強い庁舎に 春日部で市新庁舎の完成式典 行政サービス開始は来年1月4日から

  • 新庁舎の完成を祝う式典参加者=16日午前、埼玉県春日部市中央7丁目

    新庁舎の完成を祝う式典参加者=16日午前、埼玉県春日部市中央7丁目

  • 新庁舎の完成を祝う式典参加者=16日午前、埼玉県春日部市中央7丁目

 埼玉県春日部市の新庁舎が完成し、16日、同市中央7丁目の新庁舎で完成式典が開かれた。行政サービスは来年1月4日から始まる。

 現庁舎は1970(昭和45)年に建てられ、老朽化、窓口の分散、耐震性などが課題に。現庁舎からほど近い、旧市立病院跡地に、新庁舎が完成した。新たに本庁舎と付属棟を建設。敷地面積は計約1万1930平方メートル、延べ床面積は計約2万4261平方メートル。事業費は約112億9636万円。

 新庁舎完成で、教育委員会など分散した市役所機能を集約する。議会には親子連れが傍聴できるガラスで仕切ったスペースを設置。執務室を2階以上に整備するなど災害に強い庁舎をめざした。

 この日の落成式には近隣首長や地元議員らが参加。気象予報士で市の親善大使平井信行さんによるトークショーなどが行われた。式典で岩谷一弘市長は「誰もが使用しやすく、複合的な機能を併せ持つ時代の変化に対応した市役所にしたい」とあいさつした。

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