埼玉新聞

 

“日本最古”の産地守る…縁つなぎ受け継ぐ看板レシピも 質実剛健、香り高く 毛呂山の「桂木ゆず」

  • たわわに実った桂木ゆずの収穫作業に追われる青木甫=毛呂山町滝ノ入

    たわわに実った桂木ゆずの収穫作業に追われる青木甫=毛呂山町滝ノ入

  • 伝承のレシピでゆずジャムを作るゆずの里工房のメンバー=毛呂山町滝ノ入の町農産物加工センター

    伝承のレシピでゆずジャムを作るゆずの里工房のメンバー=毛呂山町滝ノ入の町農産物加工センター

  • たわわに実った桂木ゆずの収穫作業に追われる青木甫=毛呂山町滝ノ入
  • 伝承のレシピでゆずジャムを作るゆずの里工房のメンバー=毛呂山町滝ノ入の町農産物加工センター

 江戸幕府の昌平坂学問所地誌調所が1810(文化7)年から30(文政13)年にかけて編さんした「新編武蔵風土記稿」の瀧野入村の項にこんな記述がある。「柚(ゆず)実 是(これ)も数十駄(1駄は135キロ)を出す」と。当時、まとまった量のユズを栽培していたことが分かる。「瀧野入村」とは、今の毛呂山町滝ノ入。町がブランド化を進める「桂木(かつらき)ゆず」の主産地だ。

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