埼玉新聞

 

【動画】師走の浦和、にぎやかに 調神社周辺で「十二日まち」 商売繁盛、家内安全…来る年への願い込め手締め

  • 熊手の売買が成立し、大きな手拍子が鳴り響いた=12日午後、埼玉県さいたま市浦和区岸町3丁目

    熊手の売買が成立し、大きな手拍子が鳴り響いた=12日午後、埼玉県さいたま市浦和区岸町3丁目

  • 熊手の売買が成立し、大きな手拍子が鳴り響いた=12日午後、埼玉県さいたま市浦和区岸町3丁目

 埼玉県さいたま市浦和区岸町の調(つき)神社と周辺で12日、年の瀬を告げる「十二日まち」が開催され、縁起物の熊手を買い求める来場客でにぎわった。熊手の売買が成立すると「商売繁盛」「家内安全」の威勢のいい声と拍手が響いた。

 明治時代に始まったとされる十二日まちは、新年の飾り物や正月用品を売る「大歳の市」の一つ。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行してからは初めての開催。旧中山道沿いを含め約600店舗の出店が並び、4年ぶりの通常開催となった。

 南区の会社員永森勝さん(68)は20年間、同じ店で熊手を購入しているという。昨年よりも大きな熊手を購入し、「大変な1年だったけど、こうしてまた熊手を買えているのがうれしい」と話していた。

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