埼玉新聞

 

好評・岩魚すしの魅力、もっと知って 秩父らしい逸品、道の駅開業で誕生 各方面で話題、全国へ発信

  • 奥秩父名物「岩魚すし」(写真左)や夏季限定の焼きアユを使ったすし(右)などが味わえる秩父市の老舗すし店「みな寿し」=同市大野原

 秩父市大野原の老舗すし店「みな寿し」が提供するイワナを使った押しずしが、好評を得ている。秩父名物の逸品を作ろうと、約20年前に考案。店を代表する看板メニューとなった。店側は「岩魚(イワナ)すしの魅力を全国に広げたい」と意気込んでいる。

 光沢があり、透き通るような白身が酢飯にのっている「岩魚すし」。口に入れるとあっさりとした上品な味わいが広がる。酢飯は天日塩と赤酢を使用。白板昆布で押しずしに仕立てている。「うまみを凝縮させ、まろやかで深みのある絶妙なおいしさを作り出した」と店主の平敬三さん(69)は胸を張る。

 店は1970年に秩父市桜木町で創業。本格的な江戸前ずしが楽しめると人気を集めた。83年に現在の店がある同市大野原に移転した。

 商品は2001年7月、道の駅ちちぶの開業に伴い、地元食材を使った秩父らしい観光土産品を作ろうと誕生した。イワナは川魚特有の臭みがなく、淡白でくせのない味わいが特徴。これを押しずしで提供したところ、各方面で話題となり、店の看板メニューとなった。

 イワナの押しずしは02年に「奥秩父名物『岩魚すし』」として商標登録。現在は、道の駅ちちぶや西武秩父駅前の温泉施設などで販売されるほか、同店のホームページで通信販売も行っている。

 平さんは「もっと多くの人に『岩魚すし』を知ってほしい。自分も全国に向けて魅力発信に努めていきたい」と目を輝かせていた。

 店では江戸前ずしをはじめ、名物「岩魚すし」などイワナづくしの料理、夏季限定で焼きアユを使ったすしなども提供している。営業時間は午前11時~午後9時(ラストオーダーは午後8時半)。ランチは午前11時~午後2時。不定休。問い合わせは同店(電話0494・22・3883)へ。

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