埼玉新聞

 

無理心中図ったか…容疑で母親逮捕 所沢の女子高生死亡、上半身に複数の傷 母親にも出血伴う外傷/所沢

  • 所沢署=所沢市並木

 所沢市の住宅で8月、母親と高校生の長女が血を流して倒れ、長女が死亡した事件で、所沢署は4日、長女を刺して殺害したとして、殺人の疑いで、同市狭山ケ丘、母親を逮捕した。

 逮捕容疑は8月17日から翌18日の間、自宅マンションの一室で、通信制私立高校2年の長女(15)を刃物で刺すなどして殺害した疑い。「長女を刺して殺した」と容疑を認めているという。

 同署によると、長女の上半身には複数の傷があり、司法解剖の結果、死因は失血死だった。母親にも上半身に出血を伴う外傷があり、治療のため入院していた。

 同署は室内から複数の刃物を押収。2人の近くには血の付いた包丁が残されていたという。

 母親は夫(46)を含め3人暮らし。当時、夫は仕事で外出しており、18日午前8時ごろ、帰宅した際に室内で倒れている2人を発見した。

 同署は母親が無理心中を図った可能性もあるとみて動機や経緯を調べる。

ツイート シェア シェア