埼玉新聞

 

<新型コロナ>春日部東高生、間隔保つも感染 重症でない女性死亡 店員がフェースシールドするも…客感染

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは1日、新型コロナウイルス感染者を新たに46人確認し、80代女性が死亡したと発表した。女性は基礎疾患で入院していたが、人工呼吸器や集中治療室(ICU)での治療を受けるような重症者ではなかった。新規感 染者の内訳は県発表が35人、さいたま市8人、越谷市2人、川口市1人。

 これまでに確認された感染者は3975人(チャーター便帰国者含む)、死者は90人(1日午後7時現在)。

 同日午後9時時点の重症者は11人、感染者の入院は303人、ホテル療養94人、自宅療養94人。退院・療養終了は3348人。

 県管轄で詳細が判明したのは三郷市の医療従事者の30代女性や松伏町の30代アルバイト女性ら、10~60代の男女26人。八潮市の50代会社員男性はこれまでに客4人と従業員4人が感染している県内の飲食店の客だった。この店ではフェースシールドで接客していたが、県の安心安全宣言は出していなかった。

 また、県教育局は28日に生徒1人の感染が確認された県立春日部東高校で新たに7人の生徒の感染が確認されたと発表した。感染した生徒は全員同じ部活動で、夏休み中の活動ではマスクは着用していなかったが、互いの距離を保つよう努めていたという。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満から40代の男女8人。市外の50代女性が感染者と判明し、一緒に食事をした未就学児2人を含む親戚の2家族7人が濃厚接触者として検査を受けて陽性が判明した。

 越谷市によると、30代の会社員男性と、30代の会社員女性の2人の感染が判明した。2人は同居の家族で、すでに別の家族が感染していた。

 川口市によると、アルバイトの20代男性の陽性が確認された。

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