埼玉新聞

 

<新型コロナ>25人感染、草加市立病院の看護師も 新たなクラスターか 感染判明した知人と会食し感染も

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは31日、新型コロナウイルス感染者を新たに25人確認したと発表した。内訳は県発表が8人、さいたま市8人、川口市7人、越谷市2人。

 これまでに確認された感染者は3929人(チャーター便帰国者含む)、死者は89人(31日午後7時現在)。

 同日午後9時時点の重症者は13人、感染者の入院は323人、ホテル療養93人、自宅療養112人。退院・療養終了は3287人。

 県管轄で詳細が判明したのは深谷市の20代会社員女性や神川町の40代無職男性ら20~50代の男女4人。

 30日午後判明分には集中治療室(ICU)で治療を受けている重症者が1人いるという。同日午後判明の所沢市の20代女性は県西部の接待を伴う飲食店のアルバイトで、この店の従業員の感染は5人目。県は同店でクラスター(感染者集団)が発生したとみている。そのほか、陸上自衛隊練馬駐屯地に勤務する和光市の50代女性隊員も感染していた。

 また、県教育局は子ども1人の感染が確認された南部地区の県立学校と、29日に発表された東部地区の県立学校で濃厚接触者の検査が終了し、新規感染者は確認されなかったと発表した。

 さいたま市によると、感染が判明したのは20~60代の男女8人。3人は家族内の感染、1人は感染判明の知人と会食していた。4人は感染経路不明。3人はホテルに入所した。

 川口市によると、未就学~20代の男女7人の感染が確認された。このうち5人はトルコ国籍で、親族に感染者がいた。

 越谷市によると、新たに50代の会社員男性と40代の会社員女性の2人の感染が判明した。

 また、草加市は31日、市立病院病棟勤務の30代女性看護師の感染を発表した。市によると、女性看護師の同居家族1人についても同日陽性が判明。女性看護師の同僚3人を濃厚接触者に特定し、PCR検査を実施。そのほか病棟の入院患者37人に対し、念のためPCR検査を行う方針。結果が出るまでの間は、新規入院患者の受け入れを停止するとともに、予定していた手術も一時中止とする。

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