埼玉新聞

 

電車の乗客に、春の訪れ告げる 誰が植えたか「大宮操の桜」、さいたまのJR大宮操車場で満開

  • 今年も見頃を迎えた「大宮操の桜」=さいたま市大宮区の大宮操車場駅

 JR大宮駅とさいたま新都心駅間の大宮操車場にある「大宮操の桜」がほぼ満開となり、電車の車窓から眺める乗客に、ひと足早い春の訪れを告げている。

 樹種や詳しい来歴は伝わっておらず、今から約40年前の旧国鉄大宮操車場時代、職員の誰かが植えたとされる。さいたま新都心が完成し、操車場が縮小された後も伐採されずに残り、毎年この時期に見頃を迎える。操車場内にあることから、大宮操の桜と呼ばれている。

 今年の開花は今月1日ごろ。寒暖の中で少しずつつぼみがほころび始め、温かな陽気となった先週、一気に花が開いた。3月中には、夜間ライトアップも予定されているという。

 大宮操車場駅の小柳英則駅長(59)は「私たち職員も、毎年この時期が楽しみ。長く咲いて、車窓からお客さまに楽しんでいただければ」と話している。

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