埼玉新聞

 

<新型コロナ>南銀キャバホスト店員のPCR検査終了 退職で検査キャンセルも 13店協力せず 結果は

  • さいたま市、南銀の新型コロナPCR検査が終了

 さいたま市は3日、大宮区の南銀座地域で実施していた新型コロナウイルスの無料PCR検査が終了し、その結果を発表した。キャバクラとホストクラブの計68店舗の従業員563人を検査し、陽性者はキャバクラに勤務する男性従業員1人だった。

 市地域医療課によると、検査対象は、クラスター(感染者集団)の発生したキャバクラ2店舗とホストクラブ1店舗、自主検査を実施したという4店舗を除く81店舗。68店舗の639人が予約したが、41人は退職したなどの理由で、35人は家庭の事情などでキャンセルした。13店舗に検査の要請を繰り返したが、断られるなどしたという。

 南銀座地域のキャバクラでクラスターが相次いだことから、市は同地域のキャバクラとホストクラブの全従業員を対象にした検査を決定。7月15~31日まで平日の11日間、一日に19~78人を検査し、20日に1人の感染が判明した。

 清水勇人市長は「陽性率は0・18%と非常に低く、南銀座地域から感染拡大しているといった状況は考えづらい。各店舗の感染防止対策が一定以上できていると評価できる。地元商店会の皆さまに協力していただき、心より感謝申し上げる」などとコメントを出した。

ツイート シェア シェア