埼玉新聞

 

<NGT48新曲にかける思い4>三村妃乃、先輩とのMVすごく勉強に 努力で才能開花「必要とされたい」

  • 「実はデートシーンの服装は全員私服なんです」とミュージックビデオのひそかな楽しみ方を紹介する三村妃乃(C)Flora

  • ミュージックビデオの一場面(C)Flora

 新潟を活動拠点とするアイドルグループNGT48が約1年9か月ぶりとなるニューシングル「シャーベットピンク」を7月22日に発売する。埼玉出身メンバーらの新曲にかける思いを5日連続、日替わりで紹介。4日目は三村妃乃さん。(足立英樹)

■NGT48に必要とされる存在になりたい/三村妃乃(埼玉県出身)

グループに加入して丸2年。前作「世界の人へ」では研究生によるカップリング曲のみの参加だったため、初めての表題曲に「本当にうれしいです。先輩方とのMV(ミュージックビデオ)撮影は新鮮ですごく勉強になりました」と素直に喜ぶ。

「センターに(同じ研究生の)藤崎未夢ちゃんが選ばれて、研究生の間でもどんな曲なんだろうねって話題になっていました。アイドルらしいフレッシュで爽やかな曲なので、ファンの方にも口ずさんでもらいたいです」

2018年1月、AKB48グループの「第3回ドラフト会議」に挑戦。最終選考まで進んだものの、第1希望のNGT48チームNIIIをはじめ、各チームから声が掛かることはなかった。それでも15歳の少女はアイドルへの道を諦め切れず、3か月後に行われた「NGT48第2期生オーディション」で念願の合格。晴れて研究生として歩み始めた。

現在、コロナ禍で休演中だが、劇場公演の再開に向けて地道に備える日々。それでも「いろんなことを経験させていただき毎日が充実しています。ファンの皆さんにお会いできる日が待ち遠しいです」と笑顔で話す。

元々歌うことが大好きで趣味はミュージカル鑑賞。好きな言葉に「雨垂れ石を穿(うが)つ」を挙げるように、こつこつと歌やダンスレッスンに励み、徐々に才能が開花。昨年秋に行われた「第2回AKB48グループ歌唱力ナンバーワン決定戦」ではNGT48から唯一決勝にコマを進め、見事3位に輝いた。「歌やお芝居が上手になって、周囲から必要とされる存在になりたいです」。幼いころから憧れていた彼女のアイドル人生は始まったばかりだ。

=埼玉新聞WEB版=

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