埼玉新聞

 

<甲子園交流試合>花咲徳栄、開幕戦で大分商と ナインら驚き 岩井監督「九州の野球どんなものか楽しみ」

  • ミーティングルームで抽選会を見守る花咲徳栄の選手たち=8日午後、同高

 8月に甲子園球場で開催される「2020年甲子園高校野球交流試合」の組み合わせ抽選会が8日、招待32校の主将によるオンラインで実施され、全16試合の対戦カードが決まった。

 オンライン抽選で11番目にくじを引いた花咲徳栄は、大分商の隣に飛び込んだ。主将の井上は、「高校球児らしく全力プレーで臨みたい」と胸を高鳴らせた。

 ミーティングルームでは、3年生50人とマネジャー5人が緊張感を漂わせながら、抽選会の様子を見守った。対戦相手が決まった瞬間にどよめきはなく、笑みを浮かべる選手たち。チームを代表して抽選に臨んだ井上は、「どこと対戦するのか楽しみにしていた」とほほ笑んだ。

 抽選会後に大会日程も発表され、自分たちが開幕試合に登場することが分かると、ナインとコーチ陣は驚きを隠し切れない様子。特別な大会のオープニングを任され、岩井監督は「今までにない中で開幕戦を張らさせてもらえることに感謝」と頬を緩ませた。

 中止された選抜大会に23年ぶり6度目の出場を決めていた大分商は、最速147キロの速球を持つエースで、打者としても4番を担う川瀬を中心としたチーム。花咲徳栄の4番に座り、打線をけん引する井上は「147キロの投手と対戦できることは楽しみ」と拳を握る。岩井監督は「(大分商は)歴史のある学校なので、一度は対戦してみたかった。九州の野球はどういうものなのか楽しみだ」と待ち焦がれた。

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