埼玉新聞

 

人や車が転落の恐れ…次々に側溝のふた開けっ放し 立てられたり、ずれたままの状態が30カ所 通報多く職員出動で迷惑 自販機前で相次ぎ、誰かが釣り銭を探している可能性 夜は転落しやすく要注意

  • 側溝のふたが開けられた道路(春日部市提供)

    側溝のふたが開けられた道路(春日部市提供)

  • 側溝のふたが開けられた道路(春日部市提供)

 春日部市内で自動販売機前の側溝ふたが開けっ放しにされる事案が相次いでいる。市と警察がパトロールを強化し、住民に注意を呼びかけている。

 市道路管理課によると、本年度、同市藤塚や牛島、庄和地域を中心に、側溝のふたが開けっ放しにされ、立てられたり、ずれたままの状態で放置される事案が30件ほど続いているという。

 同課は、側溝に落ちた販売機の釣り銭を物色している可能性を指摘。側溝に穴ができ、通行上危険があると警戒を呼びかけている。今のところけがなどの被害は寄せられていないが、通報を受けた職員が補修に赴くなど業務に支障が出ている。

 市は24日、春日部署にパトロールの強化を要請、市メールや交流サイト(SNS)を通じて、市民に注意を促している。同課は「特に夜間は道路を通行する歩行者や車両にとって大変危険。ふたが空いている場所を発見した場合は道路管理課に連絡を」としている。
 

ツイート シェア シェア