埼玉新聞

 

<新型コロナ>大宮・キャバクラ店の客や従業員ら、県内で19人が感染 所沢などで県外勤務の男女らも

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは2日、新型コロナウイルスの感染者が新たに19人判明したと発表した。

 これまでに確認された陽性者は1165人(チャーター便帰国者含む)、死者0人、重症者3人。感染者の指定医療機関への入院は30人、一般医療機関への入院は64人、ホテル療養は9人、自宅療養は9人。585人が退院し、療養終了は384人となった(2日午後5時現在)。

 県によると、県管轄で新たに感染が判明したのは12人。うち詳細が分かっているのは6人で、所沢市の20代会社員男性、三郷市の50代会社員女性、東松山市の30代会社員男性はいずれも県外に勤務していた。春日部市の20代大学生男性も感染源不明。

 三郷市の60代会社員男性は三郷中央総合病院の入院患者で、同病院の医療従事者、職員、患者の陽性判明は8人目となった。上尾市の30代アルバイト女性は勤務先に陽性者がいた。残りの6人は詳細を調査中。

 1日に感染が判明し、調査中だったのは、杉戸町の30代会社員男性と春日部市の20代接客業女性。杉戸町の男性は同居家族に陽性者がいた。

 さいたま市によると、新たに感染が判明したのは、市内に住む20代の自営業男性と、同市と川口市に住む20代の飲食店従業員の計3人。男性はクラスター(感染者集団)が発生している同市大宮区のキャバクラ店の客で、同店の感染者は計15人となった。女性2人は別の店の従業員で、同店の感染者は3人となった。

 川口市によると、新たに感染が判明したのは80代の無職女性。6月30日に県が陽性を確認した50代男性の母親で、渡航歴はない。

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