埼玉新聞

 

県高校総体、夏季大会を25競技で開催へ 県高体連、競技方法や種目の変更も検討 生徒の進路にも配慮

  • 県高校総体、夏季大会開催へ

 県高体連は26日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国高校総体が中止されたことを受け、いったん中止としていた県高校総体夏季大会の開催を目指すと発表した。

 開催を検討しているのは陸上、水泳、バスケットボール、柔道などの計25競技。期間は原則として8月中の週休日または8月3~24日の平日を予定していてサッカー、テニス、レスリングなどは開催を見送った。

 競技によっては個人戦のみの実施など、競技種目や試合時間の短縮など競技方法の変更も検討。参加資格は全学年の生徒を対象とするが、競技により学年単位での開催となることもある。また、3年生の参加は生徒の自発的な意思で、各生徒の進路の妨げにならないように配慮するという。

 県高体連の水石明彦会長は「感染リスクが残る中でハードルは高くなるが、感染症の防止と熱中症リスクへの対応に最大限努めて、生徒にスポーツ実践の機会を提供することを目指したい」とコメントした。

 今後、開催検討中の25競技の専門部と、県教育委員会による実施内容の確認を経てから開催が決定され、参加対象校に周知する予定。

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