埼玉新聞

 

暴力団組員ら逮捕の詐欺事件、リーダー格の男逮捕 38歳の飲食店員 氏名不詳者と共謀/県警

  • 寄居署=寄居町桜沢

 県警捜査2課と捜査4課、寄居署、群馬県警の合同捜査本部は25日までに、詐欺と窃盗の疑いで、沖縄県中城村登又、飲食店従業員の男(38)を逮捕し、さいたま地検熊谷支部に送検した。

 逮捕、送検容疑は他の男4人や氏名不詳者と共謀の上、2017年8月28、29日、横浜市の無職女性(77)と東京都町田市の無職女性(78)方に百貨店員や警察官を名乗り、「あなたのカードが使われている」などと電話。2人からキャッシュカード計8枚をだまし取り、口座から現金計353万円を引き出した疑い。県警は共犯事件として認否を明らかにしていない。

 県警はこれまでに事件に関連し、受け子役だった元少年、受け子のあっせん役で暴力団組員の20代男2人、現金集約と指示役の男(29)の計4人を逮捕。捜査2課によると、男らの取り調べや押収した証拠品などから、男の関与が浮上した。犯行グループのリーダー格とみられている。

 県警は24日、男の自宅などを家宅捜索し、通帳やキャッシュカードなどを押収。グループが17年ごろから活動していたとみて調べている。

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