埼玉新聞

 

<新型コロナ>11人感染…草加、坂戸、志木、上里、さいたま、戸田の女子大生ら 蕨市立病院の職員も

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは25日、新型コロナウイルスの感染者が新たに11人判明したと発表した。

 これまでに確認された陽性者は1074人(チャーター便帰国者含む)、死者は65人。重症者は4人。感染者の指定医療機関への入院は10人、一般医療機関への入院は31人、ホテル療養は7人、自宅療養は3人。571人が退院し、療養終了は376人となった(25日午後5時現在)。

 県によると、県管轄で新たに感染が確認されたのは8人。これまでに詳細が分かっているのは5人で、草加市の50代会社員男性は勤務する県外の会社に陽性者がいた。坂戸市の30代飲食業男性は、23日に判明した入間市の20代飲食業女性と同じ店に勤務。志木市の10代アルバイト女性は22日に判明した同市の50代会社員女性の家族という。戸田市の10代大学生女性は県外の大学に通学し感染経路は不明。川口市の50代女性はこれまでに感染者が報告されている蕨市立病院の看護助手という。ほか3人は詳細を調査中。

 また、24日に感染が分かり、調査中だったのは上里町の50代施設職員男性で、23日に判明した同町の40代会社員男性の家族だった。

 さいたま市によると、感染が判明したのは市内に住む50代の男性会社員。20日に発熱して医療機関を受診し、PCR検査で24日に感染が判明した。息苦しさを訴えており、25日に入院した。都内の会社に勤務しているが、周囲に感染者はいないという。市保健所は濃厚接触者の家族2人を検査する予定。

 川口市によると、新たに感染が判明したのはいずれも都内に勤める会社員の50代男性と自営業の20代女性。いずれも渡航歴はない。2人とも入院したが症状は安定しているという。

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