埼玉新聞

 

神社で放火のハシゴ…神社の旗ざお置き場に火、容疑の56歳男を再逮捕 別の神社でも犯行、交番に自首

  • 【警察署】東入間署=埼玉県ふじみ野市うれし野

    東入間署=埼玉県ふじみ野市うれし野

  • 【警察署】東入間署=埼玉県ふじみ野市うれし野

 神社の社殿が放火された事件で、逮捕された男が別の神社の旗ざお置き場も放火していたとして、埼玉県警東入間署は10日、建造物等以外放火容疑で、東京都新宿区百人町1丁目、無職の男(56)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は9月19日午後5時ごろから翌20日午前0時55分ごろまでの間、富士見市水子の水子八幡神社境内の旗ざお置き場(長さ約17メートル、幅約1・3メートル、高さ約1・8メートル)に所持していた使い捨てライターで火を付け、焼失させた疑い。

 同署によると、同月19日午後10時55分ごろ、同神社から約160メートル離れた水子氷川神社の社殿に設置された鈴緒が燃えているのを近所の住民が発見し、110番。約2時間後の翌20日午前1時ごろ、水子八幡神社の旗ざお置き場が燃えているのを警戒していた同署員が発見した。

 同署で現場周辺の警戒を強化していたところ、同日午前2時35分ごろ、男が同署管内の交番に「氷川神社に火を付けた」と自首。その後の調べに八幡神社の火災についても自供した。男は「仕事がうまくいかず、金もなく、人生がどうなってもいいと思ってやった」などと供述しているという。

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