埼玉新聞

 

障害者支援施設で食中毒 ノロウイルスを検出、厨房で調理した料理食べ32人が発症 熊谷保健所が処分

  • 障害者支援施設で32人が下痢など発症

 県は19日、熊谷市小島の障害者支援施設「新光苑」内の厨房(ちゅうぼう)でロワール通商(深谷市樫合)の従業員が調理し、提供された料理を食べた10~80代の32人(入所者17人、職員15人)が下痢や嘔吐(おうと)などを発症し、患者5人とロワール通商の従業員1人の便から食中毒の原因となるノロウイルスが検出されたと発表した。

 県熊谷保健所は同施設の厨房で調理、提供された料理が原因と断定し、食品衛生法に基づき、同日から3日間の営業停止処分にした。

 県食品安全課によると、13日正午ごろ、同施設で105人(入所者85人、職員20人)がお好み焼きやニース風サラダ、牛乳、果物を食べたという。

 15日午前9時ごろ、同施設職員から「14日午後11時から翌朝にかけて、下痢、嘔吐症状の利用者と職員が複数発生している」と熊谷保健所に連絡があり、同保健所が調査していた。

ツイート シェア シェア