埼玉新聞

 

<新型コロナ>小中学校の再開、加須・戸田・本庄・ふじみ野で6月から 秩父は学童開室、夏休み短縮

  • 新型コロナ、6月から学校再開 秩父、加須、戸田、本庄、ふじみ野

■秩父市

 秩父市は27日、市内の小中学校を6月1日から再開させると発表した。

 市によると、通常は休業日だった7月20日の「伝統文化に親しむ日」は授業を行い、8月3~5日は半日授業となる。新型コロナウイルス対策で、プールの授業は実施しない。夏季休業期間は17日間短縮し、8月6~23日とした。

 学校給食は6月1日から7月31日まで通常通りに提供し、8月3~5日はパンと牛乳を提供する。部活動は当面の間実施しない。学童保育室は開室するが、土曜は休室し、交流目的のふれあい学校は当面の間休校する。

■加須市

 加須市は27日、臨時休校中の小中学校を6月1日から段階的に再開すると発表した。6月1日から5日までを分散登校とし、8日から平常授業にするとともに給食を開始する。

 分散登校は、小学校が毎日登校、半日授業。通学班ごとに分散登校する。午前と午後の2グループに分かれ、3時間ずつ授業を行う。中学生も毎日登校、半日授業。学年ごとに分散登校する。午前と午後の2グループに分かれ、3時間ずつ授業を行う。

 また、幼稚園は6月1日から5日まで半日保育で、8日から通常保育になり、給食を開始する。保育所(園)は6月1日から通常保育を開始する。

■戸田市

 戸田市は、3月から休校している市内小中学校について6月1日から分散登校を実施し、同15日から通常の授業を再開する予定。入学式は中学校が同1日、小学校は同2日にそれぞれ実施。11月15日に開催を予定していた戸田マラソンは中止する。

 また、今年4月時点で保育所の待機児童数ゼロを達成した、と発表した。国の新基準でマイナス認定できる「隠れ待機」は71人という。

 同市の待機児童数は2016年4月に県内ワースト1位を記録。同6月に待機児童対策本部を設置し、同10月には民間事業者に対し建設費用のほぼ全額が国県と市の補助で賄える「待機児童対策アクションプラン」を策定。17年から20年までに13園1100人分の新たな受け入れ枠の拡大を実現した。

■本庄市

 新型コロナウイルス感染症対策で臨時休校を実施している本庄市は6月1日から段階的に市立小中学校を再開する。

 6月1日から5日は2グループに分けた分散型登校で週2回登校する。ただし、小学5、6年生と中学3年生は水曜日にも登校し週3回になる。それぞれ3時間授業する。

 6月8日から12日も分散型登校だが、給食を提供するため5時間授業になる。6月15日から通常授業で、部活動は当面実施しない。

 「子供の預かり」については、これまで通り土、日曜日を除く6月12日まで実施していく。

■ふじみ野市

 ふじみ野市は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策のため、3月から臨時休校している市立の小、中学校について、6月1日は各学級を2グループに分けて午前と午後に分散登校、翌2日から15日までは1日置きの分散登校を実施し、1日から公民館や図書館などの文化施設を再開する。

 同市教委によると、2日から1日5時間程度の授業を実施し、給食も再開する。16日以降は通常登校に移行する。1学期は6月1日~7月31日、2学期は8月19日~12月28日、3学期は1月6日~3月26日とし、夏休みは8月1日~同月18日、冬休みは12月29日~1月5日にそれぞれ短縮する。

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