埼玉新聞

 

不倫を認めた県議が辞職「妻を裏切った」 不倫相手は選挙でウグイス嬢も務める…過去、ほかにも疑惑が

  • 週刊誌の女性問題認め…県議辞職

 都内在住の40代女性と不倫関係にあったとする週刊誌報道を受け、埼玉県議(41)=さいたま市見沼区、埼玉民主フォーラム、3期目=が28日、議員辞職した。県議は記者団の取材に対し、「一番身近である妻を裏切った。そうした人間が議員である資格はない。皆さんの信頼を裏切り、期待に沿えず申しわけない」と不倫関係を認め、辞職理由を述べた。

 県議によると、女性とは2018年8月から11月にかけて交際。女性は19年4月の県議選で県議陣営のウグイス嬢を務めていた。県議を巡っては、オンブズマンから埼玉県内に居住実態がなく、議員の資格を満たさないと指摘されていた。東京都世田谷区に所有するタワーマンションを申告していなかったなどとして、15、19年度分の資産等報告書を訂正。この件などを受け、民主フォーラムは、第三者調査委員会を設置し、調査を進めていた。

 県議は7日に開いた記者会見で、妻の体調ケアのため、数カ月前から妻が暮らす都内のマンションにほとんどいたなどと説明。見沼区内にある自宅の居住実態についても問われていた。この件について県議は「(辞職理由に)全くなっていない」と述べた。

 県議は27日、所属する立憲民主党県連に離党届を提出。同県連の熊谷裕人代表(参院埼玉選挙区)は「事実を県連合として重く受け止め、県民の皆さまには心よりおわびする」とコメントした。

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