埼玉新聞

 

<新型コロナ>埼玉トヨペット、PCR検査を支援 ドライブスルー検査会場でボランティア 何か貢献したい

  • ドライブスルー方式のPCR検査会場で車両誘導する埼玉トヨペットの社員(同社提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けPCR検査の拡充が求められている中、埼玉トヨペット(平沼一幸社長)は県内のドライブスルー方式PCR検査会場に車両誘導ボランティアとして社員を派遣している。

 同社では4月からコロナ対策で、社員の在宅勤務などの対応が続いている。「この時期、地域のために何ができるかを考え、人的支援で少しでも貢献したい」と県に依頼。現在、県内でも車に乗ったままPCR検査を受けられる「ドライブスルー方式」が始まり、県から委託された地域の医師会等によって運営されている。その手助けになればと、同社社員による車両誘導ボランティアでの参加が決まった。

 草加八潮地域検査センターに派遣された総務課の若松俊宏さんは、現地で支給されたマスク、フェースガード、手袋を身に着け従事。感染防止のため車には窓を開けさせず、指示連絡は紙に書いて会話をしないよう指導があったという。「緊張した現場だったが、検査を終えた車を安全に誘導できた」と話していた。

 県医療整備課の担当者は「適材適所の業務として民間の力を貸していただき、とても助かっている。うまく連携できてありがたい」と話す。

 同社は今月末まで社員のボランティア派遣を続ける予定だという。

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