埼玉新聞

 

<新型コロナ>川口で80代男性が死亡 さいたまや所沢市、鴻巣などで5人感染 発熱など重症化はなし

  • 埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 県などは16日、新型コロナウイルスの感染者が新たに5人判明し、男性1人が死亡したと発表した。これまでに確認された陽性者は984人(チャーター便帰国者含む)、死者は46人、重症者は8人。感染者の指定医療機関への入院は56人、一般医療機関への入院は92人、ホテルでの療養中は27人、自宅療養中は17人。393人が退院し、ホテルや自宅での療養を終えた人は349人となった(16日午後6時現在)。

 県によると、県管轄で新たに感染が判明したのは、80代の無職男性(居住地非公表)と所沢市の無職女性、30代の無職女性(同)と鴻巣市のパートタイマー女性。4人とも民間のPCR検査で感染が確認された。重症化はしていないという。

 80代の男女2人は、所沢ロイヤル病院の入院患者。男性は1日以降、38度近い発熱などの症状が見られていた。同病院における陽性者は職員5人、患者20人、感染者の接触者3人の計28人になった。

 さいたま市によると、感染が判明したのは同市の80代の無職男性。13日に息苦しい症状を訴えて市内の医療機関を受診し、15日にPCR検査で陽性と判明した。発熱などの症状は出ていないものの、高齢のため16日に入院した。1人暮らしで感染経路は不明。

 川口市によると、死亡したのは80代の男性。県内の医療機関に入院していたが、9日に亡くなった。

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