埼玉新聞

 

覚醒剤を隠し輸入した疑い、ベトナム国籍の男を逮捕 本庄のアパート宛てに発送、受け取りを指示か/所沢署

  • 所沢署=所沢市並木

 本庄市内のアパートに発送された覚醒剤入りの荷物を受け取ったとして男2人が逮捕された事件で、県警薬物銃器対策課と所沢署、東京税関の合同捜査班は15日までに、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、ベトナム国籍の職業不詳の男(25)=群馬県伊勢崎市=を逮捕し、さいたま地検に送検した。

 県警はベトナム国籍の男が逮捕された男ら2人に受け取りを指示したとみて、組織性や背景を調べる。

 逮捕容疑は共謀の上、営利目的で、昨年10月15日、米国から覚醒剤約4・65キログラム(末端価格約2億8千万円相当)を隠した小包郵便1個を本庄市内のアパート宛てに発送。同月19日に成田空港に到着させ輸入した疑い。県警は認否を明らかにしていない。

 同課によると、ベトナム国籍の男と男らは地元のアルバイト仲間。県警は昨年10月25日、荷物を受け取ったとして、麻薬特例法違反容疑で、男2人を現行犯逮捕。供述や押収した証拠品の精査などから、ベトナム国籍の男の関与が分かった。

 ベトナム国籍の男は同月29日にベトナムに出国し、行方が分からなくなっていたが、今月14日に再入国したため逮捕した。

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