埼玉新聞

 

暑さ影響も「秋」戻る…棚田彩るヒガンバナ 農産物直売やイベントも 横瀬で見頃、9月下旬まで楽しめそう

  • 寺坂棚田に鮮やかに咲くヒガンバナ=17日午前10時半ごろ、埼玉県横瀬町横瀬

    寺坂棚田に鮮やかに咲くヒガンバナ=17日午前10時半ごろ、埼玉県横瀬町横瀬

  • 寺坂棚田に鮮やかに咲くヒガンバナ=17日午前10時半ごろ、埼玉県横瀬町横瀬

 埼玉県横瀬町横瀬の寺坂棚田周辺でヒガンバナが次々と開花し、広大な水田地帯を華やかに彩り始めている。家族連れなど多くの観賞者が訪れ、武甲山を背に、ヒガンバナと黄金色の稲穂が織り成す里山の散策を楽しんでいる。

 県内最大級の棚田といわれる寺坂棚田には、毎年9月に水田約4ヘクタールのあぜに、約200万株のヒガンバナが咲き誇る。まつりは、コロナ禍の影響で中止が続いたが、今年は農産物の直売や、田んぼの中央をステージにした演奏会などが行われ、横瀬に秋の風物詩が戻った。

 町によると、今年は暑さが続いた影響で、ヒガンバナの開花が例年に比べて1週間以上遅い。担当者は「所々に芽が出始めているので、今後暑さがやわらいでくれれば、9月下旬ごろまで楽しむことができる」と話していた。

 問い合わせは、町観光協会(電話0494・25・0450)へ。

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