埼玉新聞

 

<高校サッカー>浦和南、強豪の壁厚く「ショック」 エース大坂が悔し泣き「言葉が出ない」

  • 前半25分、浦和南の大坂(10)が攻め上がる

 サッカーの全国高校選手権第2日は31日、NACK5スタジアム大宮などで1回戦15試合が行われ、17大会ぶり12度目出場の浦和南は東福岡に0―4で完敗し、初の初戦敗退となった。 

■ピンチの連続

 浦和南は前半に立て続けに3失点して流れを失い、東福岡に完敗した。

 浦和南は前半16分にロングシュートで先制点を献上すると、21分には守備の連係ミスから2失点目。1分後にもクロスから頭で決められ、後半7分にも中央を崩され追加点を許した。東福岡のピッチをワイドに使った攻めにDFの背後を取られ、ピンチの連続だった。

 攻撃では前線からのプレスが機能し、相手を上回る11本のシュートを放ったものの、精度を欠き無得点。前半2分に佐藤のシュートがバーを直撃したのが悔やまれる。

■「言葉出ない」悔し泣き/エース大坂

 浦和南のエース大坂は「結果だけ見れば(0―3で敗れた)インターハイ(全国高校総体)よりひどい。言葉が出ない」と悔し泣き。前半8分の左足シュートも相手GKの好守に阻まれ、「すごいセーブを連発された」と無得点に終わった攻撃を振り返った。

 「サッカー人生で初めて」という超満員の観衆を自らのパスで沸かせる場面もあったが、東福岡の堅守は破れなかった。「1点目のスーパーゴールで一気に相手の雰囲気になった。失点しても下を向かないように」と後輩たちに夢を託した。

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