埼玉新聞

 

<新型肺炎>PCR検査の体制強化 川口市がプレハブ外来、医療センターに設置 来週中の開院を目指す

  • 川口市役所=川口市青木

 川口市は21日、同市西新井宿の市立医療センター敷地内に市医師会(鹿嶋広久会長)の「プレハブ外来」を設置すると発表した。帰国者・接触者外来の医療機関の機能を備え、PCR検査のための検体採取を行う。市保健所の能力が1日に20人とされる同検査体制の強化が目的。市医師会の医師が当番制で勤務する予定。開院日は未定だが、来週中の開院を目指すという。

 同市はさらに新型コロナウイルス感染症に対応する医療機関に機能増強のための設備投資の補助などを盛り込んだ対策「協力医療機関支援パッケージ」を発表した。補助金は総額約5億円規模となる。

 「陽性患者(軽症、無症状)」の入院を受け入れるために、感染防止に必要な設備投資について上限1千万円まで補助する。必要な医師、スタッフの整備補助のために日額8万円から30万円を支給する。

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