埼玉新聞

 

<新型肺炎>2人死亡 10人感染…さいたま、朝霞の大学職員ら 川口工業総合病院の入院患者も

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは21日、新型コロナウイルスの感染者が新たに10人判明し、2人が死亡したと発表した。同日までに確認された陽性者は696人(チャーター帰国便者含む)になった。83人が既に回復し退院している。

 県管轄で感染が判明したのは、朝霞市の60代の大学職員男性など男女計4人。男性は12日から頭痛や発熱があり、20日に陽性と判明した。重症者はおらず、症状は安定しているという。

 死亡した感染者については遺族の意向で年齢や性別は明らかにしていない。県内での死者は15人目となった。

 これまでの県内の感染者のうち、重症者は17人。感染症の指定医療機関への入院は89人、一般医療機関への入院が105人、ホテル滞在が25人、自宅待機363人(21日午後5時現在)。すでに83人が退院しているという。

 さいたま市によると、感染が判明したのは市内に住む60代の男性会社員と50代の妻、20代の女性会社員の3人。夫妻は軽症で入院する予定。夫の勤務先に陽性者が確認されている。女性会社員については、居住地や容体、感染経路などを調査中としている。

 川口市によると、新たに80代の男性が死亡。川口工業総合病院に入院中の90代無職女性のほか、70代無職男性、70代無職女性ら3人の陽性が確認された。

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