埼玉新聞

 

野生の○○が現れた!アライグマ、シカも…近年は1億円規模、埼玉で農作物被害が深刻 生息域の広がり影響

  • アライグマの被害に遭ったスイカ(上)とブドウ(県農業技術研究センター提供)

    アライグマの被害に遭ったスイカ(上)とブドウ(県農業技術研究センター提供)

  • アライグマの被害に遭ったスイカ(上)とブドウ(県農業技術研究センター提供)

 埼玉県ブランド「彩玉」をはじめとした梨が収穫期を迎え、県が生産量全国トップを誇る里芋や特産品のサツマイモなどの“秋の味覚”が収穫を控える中、台風や降ひょうと並んで農作物に深刻な被害を与えているのが、アライグマやイノシシなどの野生鳥獣だ。生息域の広域化に伴って被害範囲が拡大し、県における近年の被害金額は1億円規模で推移する。営農意欲の減退、耕作放棄地増加の原因にもなり、被害額以上の影響を及ぼすことから、県では、市町村・JAとの連携や農業従事者に対する電気柵などの設置補助を通して、対策強化を図っている。

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