埼玉新聞

 

<新型肺炎>さいたまの男性が感染、秩父の実家から西武とJRを利用 ツアー旅行に参加、戸田の男性も

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県は11日、戸田市の70代の自営業男性とさいたま市の50代の男性会社員が、新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表した。戸田市の男性は、2月23日~3月1日まで60代の妻とツアー旅行に参加し、エジプトでナイル川のクルーズ船に3泊していた。

 県によると、戸田市の男性は1日に腹痛、2日に37度台の熱やせきがあり、4、6日に自家用車で県内医療機関を受診。10日に39・2度の熱が出て帰国者・接触者相談センターに相談、肺炎の診断を受けた。PCR検査の結果、11日に陽性と判明。県は12日に妻のPCR検査を行う。県は旅行会社に連絡を取っているが、他の感染者については把握していないという。

 さいたま市の男性は、6日に感染が判明した千葉県市川市の50代男性と同じさいたま市内の職場に勤務。1日には母親と妻子が住む秩父市の実家から、電車で自宅に戻った。その際、西武秩父駅からJR北浦和駅まで西武秩父線と武蔵野線、京浜東北線を利用した。同日からせきがあり、3日には38度の発熱があったが6日まで通常勤務していた。

 9日は秩父市に再び電車で移動し、医療機関で肺炎の診断を受けた。医師が同センターに相談の上、検体を採取し、11日に陽性が判明した。

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