埼玉新聞

 

<新型肺炎>花見の宴会、県が自粛を呼び掛け 大宮公園や権現堂公園など、模擬店なども取りやめ

  • 散策しながらのサクラ観賞は制限せず

 県は5日、新型コロナウイルスの感染防止のため、県営公園や県管理河川敷、農林公園などでの花見で飲食を伴う宴会などを自粛するよう県民に呼び掛けた。散策しながらサクラなどを観賞することは制限しないが、せきエチケットやマスク着用などの対策を求めている。

 県によると、対象となる県営公園は30カ所で、昨年推定14万人が花見に訪れた大宮公園や、幸手市の権現堂公園なども含まれる。両公園では模擬店の出店なども取りやめる。県公園スタジアム課は「感染のリスクが高まる大人数が長時間飲食する場所をつくらないため」と説明した。

 県が管理する農林公園は深谷市本田の1カ所。県農業政策課によると、昨年の週末には1日で3千人程度の花見客が訪れた。

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