埼玉新聞

 

猛暑のおかげ?特産のイチジク、ふっくら甘く 「今年は出来が良い」 加須で「ドーフィン」の出荷始まる

  • イチジクの品質を見る若山和一組合長(右)ら=3日午後、埼玉県加須市中種足の種足野菜集荷所

    イチジクの品質を見る若山和一組合長(右)ら=3日午後、埼玉県加須市中種足の種足野菜集荷所

  • イチジクの品質を見る若山和一組合長(右)ら=3日午後、埼玉県加須市中種足の種足野菜集荷所

 埼玉県内有数のイチジクの産地・加須市騎西地区で3日、甘さと適度な酸味が人気の特産イチジク「ドーフィン」の出荷が始まった。同市中種足の種足野菜集荷所には初日、ふっくらした赤褐色のイチジクが平均16個入る1・6キロ箱が255箱搬入され、熊谷市の熊谷青果市場などに運ばれた。

 騎西地区のイチジク栽培は1985年ごろ始まった。現在、20人の農家でつくる同市騎西いちじく組合が約3・5ヘクタールで栽培する。ナシと並ぶ騎西を代表する果物で、「かぞブランド認定品」になっている。

 若山和一組合長(76)は「出荷は順調。組合員も増えている。イチジクは暑くなるほど糖度がのってくるので、今年は出来が良い。例年より1週間ぐらい生育が早い」と話した。出荷作業は10月いっぱいまで約3カ月間続く。

 問い合わせは、組合事務局があるJAほくさい騎西中央支店(電話0480・73・1121)へ。

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