埼玉新聞

 

がん体験の校長、生徒らに体験語る 熊谷市立吉岡中 後遺症や差別も…支えた職員、受け止めた生徒らに感謝

  • 生徒らの前でがんの体験談を話す井出校長

 熊谷市立吉岡中学校の井出徹校長(58)が、自らの前立腺がんの体験について生徒らに語った。画像を交え、手術支援ロボット「ダビンチ」によるがん摘出手術やリンパ浮腫などの後遺症について説明。「サバイバー(がん体験者)差別」について思いのたけを伝えた。

 生徒らは「普段の校長先生はがんと闘っているそぶりは見せず、がんでも働ける、怖い病気ではないと知った」と感想を話した。「自分ががんであることを伝えられない社会はおかしい」「一人一人が周りを気遣うようになれば暮らしやすい社会になるのでは」などの意見もあった。

 井出校長は「がんと宣告されても支えてくれた職員や、がんについて受け止めてくれた生徒らに感謝したい」と話した。

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