埼玉新聞

 

そごう大宮店で「福井物産展」 ズワイガニやサバ料理、ふぐ汁の提供も 北陸新幹線延伸を前に魅力PR

  • 福井県の味覚や工芸品が集まっている、そごう大宮店の会場=16日午前、さいたま市大宮区

 福井県内の物産品を展示販売する「福井県『越前・若狭』の物産と観光展」が16日、そごう大宮店で始まった。生鮮などの食品や工芸品を扱う業者が出展。来場者は出展業者から北陸・福井の魅力を聞きながら、買い物を楽しんだ。21日まで。

 同催事は北陸新幹線が2023年春に福井県内まで延伸され、埼玉からのアクセスが向上するのを前に、開通前から福井の魅力をPRしようと、14年から始まった。福井県の物産品の販路拡大を支援する系列店の西武福井店(福井市)が開催に協力している。

 出展者は34店。食品では定番の福井県内で水揚げされた冬の味覚のズワイガニ「越前がに」、名産のサバ料理「焼き鯖(さば)」と「焼き鯖すし」、加工コンブなどが並ぶ。工芸品では生産量が国内シェア9割を占める鯖江市産のメガネフレーム、小浜市の若狭塗箸、越前市の包丁などが注目を集めている。

 18、19日の正午と午後3時半から敦賀市産のフグを使った「ふぐ汁」の提供も。来場した福井県観光連盟の観光宣伝隊の坪井麻衣さん(34)は「福井の味と技を堪能できる催事。ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛けた。

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