埼玉新聞

 

<全国高校バレー>男子・埼玉栄、16強ならず 鎮西に0-2 追い上げるもあと一歩

  • 男子 埼玉栄―鎮西 第1セット、埼玉栄の清水(5)と島津(6)がブロックをはじかれる

 バレーボールの全日本高校選手権第2日は6日、東京・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザで2回戦が行われ、埼玉代表で男子の埼玉栄は、前々回大会を制した鎮西(熊本)にストレート負けした。

■サーブで崩せず

 前々回大会王者の鎮西に挑んだ男子の埼玉栄はストレート負け。伊藤監督は「サーブを決められないと厳しい」と悔しさをにじませる。平均身長が前チームより劣るため、サーブで相手を崩せるかがポイントだったが、機能しなかった。

 1回戦で崇徳(広島)とフルセットの激闘を制して迎えた、2日連続の試合。抜け切らなかった疲労が、選手たちのプレーを狂わせた。主将の橋本岳は「疲れに不安があるまま臨んでしまった」と振り返る。第1セットはサーブが乱れ、スパイクでもミス。せっかく粘り強く拾っても、攻撃の好機に失点が目立ち、17―25で落とした。

 気持ちを切り替えた第2セットは、少しずつ調子を取り戻した。11―18から砂川がスパイクを決めると勢いづき、6連続得点で1点差に。だが、猛追もここまで。22―25で連取された。

 不完全燃焼のまま敗退。橋本岳は「自分たちの力を出し切れなかった」と肩を落とす。橋本岳と並ぶダブルエースの砂川は、「3年間の春高で一番終わり方が悪かった」と残念がった。

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