埼玉新聞

 

現金350万円手渡す 「投資がばれて監査」「帳簿に穴が」長男と思い込み…81歳女性が詐欺被害/日高

  • 飯能署=飯能市双柳

 2日午前9時40分ごろ、日高市の無職女性(81)から「息子を装った男らに現金350万円をだまし取られた」と110番があった。

 飯能署によると、1月30日午後9時ごろから数回、女性方に男から「不動産会社に投資したことが税務署にばれて監査が入る」「帳簿に穴が開いて返さないと大変なことになる」「350万円用意できないか」「同僚に取りに行かせる」などと電話があった。

 坂戸市の長男(54)と思い込んだ女性は翌31日午後5時ごろ、東武東上線下赤塚駅付近の路上で長男の同僚を名乗る男に現金200万円を、2月1日午後2時10分ごろにも同所でバイクに乗った男に現金150万円をそれぞれ手渡した。その後、不審に思った女性が長男と連絡を取り、被害に気付いた。

 最初に現金を渡した男は30~40歳くらいで身長170センチほど。黒色のコートを着ていたという。

ツイート シェア シェア