埼玉新聞

 

力を入れるべきは新築?空き家?雇用? 旧中学校の校庭の宅地化で反発、戸惑い 小鹿野町「慎重に計画」

  • 町が住宅用地の開発を検討している旧長若中学校の校庭=小鹿野町般若

    町が住宅用地の開発を検討している旧長若中学校の校庭=小鹿野町般若

  • 町が住宅用地の開発を検討している旧長若中学校の校庭=小鹿野町般若

 埼玉県小鹿野町が推進する新たな移住定住施策について、一部町民から戸惑いと反発の声が上がっている。町は、廃校した旧町立長若中学校(同町般若)の校庭を住宅用地に開発し、若者の転入促進や転出抑制を図る方針だが、説明会に参加した町民は「町内の雇用活性化や、空き家の有効活用の方に力を入れるべき」などと指摘する。同施策の整備事業費1030万円を盛り込んだ本年度一般会計当初予算は、町議会3月定例会で可決しており、町は年内に宅地化に向けた調査・測量を進める予定。町民の声が、これからスケジュールなどを策定する整備計画にどう反映されるのかが注目される。

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