埼玉新聞

 

戸田翔陽高、浦和大学・浦和短大と教育連携協定 情報交換を深め、大学教員が出張授業や講演も

  • 連携協定の調印を終えた佐藤成美校長(左)と久田有学長=11日、浦和大学(戸田翔陽高校提供)

 戸田市新曽の県立戸田翔陽高校(佐藤成美校長、生徒数617人)が浦和大学・浦和短大(久田有学長)=さいたま市緑区大崎=と教育連携の協定を結んだ。戸田翔陽高の佐藤校長は「生徒たちの今と未来のために大きな効果を期待したい」としている。

 調印式は同大で11日に行われ、佐藤校長と久田学長が調印した。協定書は「相互交流を通じて高校生と大学生の視野を広げ、意識や学習意欲を高めるとともに、地域活性化に寄与する」とした。相互の交流、情報交換を深めて大学教員による出張授業や講演も行っていく。

 同大はさいたま市南区の浦和実業学園中・高校と同じ、学校法人九里学園が経営し、総合福祉学部とこども学部の2学部3学科の私立大学。

 戸田翔陽高は昼夜開講の3部制の単位制高校で、佐藤校長は「うちは多様な生徒たちが、自分で選んだ多様な学びをしている。大学や短大の先進的で専門的な教育に触れることができるし、高校の教員の能力向上にも役立つだろう」と語り、協定の効果に期待を寄せている。

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