埼玉新聞

 

川越にカフェ誕生、イチゴ狩りハウスの隣に メニューは自慢のイチゴ使用 来年は倍以上の集客目標

  • アットファームカフェで提供される「フレッシュいちごのパンケーキ」(同社提供)

  • 自社農園の野菜やイチゴなどを使った食事が楽しめる「アットファームカフェ」の店内(同社提供)

 梱包(こんぽう)材製造販売などを手掛ける三共木工(川越市)は12日、自社農園で栽培した直送野菜やイチゴなどを使用した飲食店「@FARM Cafe(アットファームカフェ)」を同市今福に開業した。

 昨年開園したイチゴ狩りハウスと直売所に隣接し、収獲体験や食事、買い物などが楽しめる農業複合施設として集客を図っていく。

 カフェでは、自社農園で栽培し、農園から直送の自社ブランド「コエドトマト 美咲」や「コエドイチゴ 陽香」などを使ったピザやカレー、パンケーキ、パフェなど約10種類を提供する。直売所では野菜やパスタソースなどの加工品を販売している。

 同社は2017年に農業に新規参入。ICT(情報通信技術)と、土中の微生物の働きを生かした土耕栽培を組み合わせた「プロバイオシス農法」を県内で初めて導入。

 「@FARM(アットファーム)」のブランドでトマトやイチゴ、小松菜などを栽培するほか、6次産業化に力を入れ、小売店への出荷や直売所販売、収獲体験事業などを行う。

 今年はイチゴハウスを1棟増設し、2棟体制(3800平方メートル)。販売は今月から始めており、イチゴ狩りの開園は来年1月3日の予定(予約制)。

 同社の担当者は「20年は前年の倍以上となる1万7千人の集客が目標。川越市内の観光と合わせた日帰り観光スポットとして、さらにPRしていきたい」と話している。

 営業時間は、午前10時~午後5時。月曜定休(祝日の場合は翌火曜休み)。駐車場完備。

 問い合わせは、アットファームカフェ(電話049・241・4115)へ。

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