埼玉新聞

 

大宮十日市、10日に開催 大宮氷川神社の境内など露店1000軒以上 毎年、熊手買い求める客にぎわう

  • 昨年の大湯祭で、熊手を買い求める人たち

 大宮の冬の風物詩、さいたま市大宮区の武蔵一宮氷川神社の「大湯祭」が10日行われる。神事は前斎から後斎まで含めると11月30日~12月11日に行われるが、10日の本祭に合わせて熊手などの縁起物を売る露店が並ぶことから、「十日市」の名で知られる。

 江戸時代の延宝年間(1673~1681)の社記に「大湯祭」の記載が見られるなど、古い歴史がある。「大湯」の名の由来は、釜で湯を沸かし、その湯で清めを行ったためといわれる。

 10日は境内に熊手や神具、参道には食べ物などを売る露店が千軒以上並ぶ。熊手を買い求める人と業者らの威勢のいい手締めの音と声が鳴り響く。

 問い合わせは、さいたま観光国際協会(電話048・647・8339)へ。

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