埼玉新聞

 

広島ドラフト4位、花咲徳栄高・韮沢が入団合意 “赤ヘル軍団”の先輩見習い「将来は首位打者を」

  • 広島と仮契約し、父浩文さん(右)と母智子さんに挟まれてほほ笑む韮沢雄也=18日、加須市のサトエ記念21世紀美術館

 プロ野球の広島からドラフト4位で指名された花咲徳栄高の韮沢雄也内野手(18)=178センチ、80キロ、右投げ左打ち=が18日、加須市のサトエ記念21世紀美術館で入団交渉し、契約金4千万円、年俸500万円で合意した。

 交渉を終えた韮沢は「入団発表の日程などの説明を受け、プロ野球選手になるんだという実感が湧いてきた」と心境を語った。巧みなバットコントロールで広角に打ち分ける好打者は、「自信のある打撃でアピールしていきたい。これまで同様に打率にこだわり、将来は首位打者を取りたい」と言葉に力を込めた。

 ドラフトで指名を受けた後、“赤ヘル軍団”の歴史を少し勉強したという韮沢は「高橋慶彦さんなど偉大な先輩たちがたくさんいた。自分も見習って頑張りたい」。チームの一員となる準備を着々と進めてきた。

 5年連続で9人目の教え子をプロ野球界に送り出した岩井隆監督は「甲子園に行きたい、プロになりたいと言う覚悟を持って新潟から来た子が妥協せずによく頑張り、夢を現実にした。この先は息長く、球団に必要とされる選手になってほしい」とエールを送った。

 また、交渉には両親も同席。父浩文さんは「けがのないようにやってくれるのが一番。早くプロのスピードに慣れ、1軍で活躍する姿を見せてほしい」と息子の晴れ舞台を心待ちにしていた。=金額は推定

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