川越署は28日、詐欺の疑いで、川口市の無職少年（19）を逮捕した。

　逮捕容疑は、氏名不詳の者と共謀し、28日午前10時ごろ、川越市の女性（81）方に市役所や金融機関の職員を名乗って「医療費の還付金がある。金融機関職員から電話があるので、払い戻し手続きをして」「川越を回っている本店の者に自宅に伺わせる」と電話し、同日午前11時50分ごろ、金融機関職員を装って女性方を訪れ、キャッシュカード1枚をだまし取った疑い。

　同署によると、女性は訪れた少年が若過ぎることに不審を抱き110番。警戒していた警察官が同日午後0時50分ごろ、女性方から約780メートル離れた路上にいた少年に事情を聴いて犯行が分かった。容疑を認めているという。